人生死ぬまでの暇つぶし

時間が足りていないオタクの日記です

映画刀剣乱舞 感想

Twitterアカウントをつくるきっかけにもなった、映画刀剣乱舞。ふせったーで書いていた感想です。

 

1回目鑑賞後感想

映画刀剣乱舞見てきたので、感情のままに色々書きます

とりあえずまとまらない頭で考察を……

あの本丸における刀剣男士の練度(レベル)とそこから推測した三日月・鶯丸と審神者の関係について

 

映画内の殺陣の描写や、三日月と鶯丸の主の秘密に関する会話のシーンでの「それなら、お前が主のそばにいるべきだ」という鶯丸の台詞からすると、おそらくあの本丸で最も練度が高いのは三日月かと。

 

そして次点が鶯丸なのかな、と思います。私の推しが鶯丸なので彼の話ばかりしますが、おそらく彼はあの本丸で相当初期に(それこそもしかしたら三日月よりも先に)顕現した刀ではないのかな、と。

今回の映画では三日月と審神者の関係がメインに描かれていましたが、鶯丸も様々な面で審神者を支えていたのだと思います。そもそも相当信頼している刀でないと、留守番役としてはおかないと思いますし。

 

しかし彼は、「審神者の代替わり」については審神者から知らされていなかった。

ここが個人的にはかなり腑に落ちませんでした。普通、自分が最も信頼する刀を自分の傍におかないか? そして彼に全てを話さないか? と(個人の感想です)。

 

けれど映画を見終わって、色々と考えているうちにあの本丸の構造がなんとなくですがわかった気がします。

おそらくあの本丸の三日月が担った「近侍」という役割は、私が思うものと少し意味が違うのです。

映画内で「近侍とは、言わば俺たち刀剣のまとめ役のようなものだ」という旨の発言があったと思うのですが、三日月はその定義から外れた近侍だった。

彼はおそらくどこまでいっても「審神者個人の」近侍だったのではないか、と思うのです。審神者と三日月は本丸という枠組みを抜きにして、「持ち主と刀」というただそれだけで繋がった関係だった。だからこそ審神者は代替わり、という自分の人生に関わる重大なことを三日月に伝えた。

 

対して鶯丸こそが映画内で言われた「近侍」だったのではないでしょうか。刀剣男士のまとめ役として本丸を律し、率いて運営する。映画内でも他の刀剣男士を注意・諭すような場面がちょこちょこありました。本丸の中での、刀剣男士たちの相談役のようなものも彼はしていたのではないかと思います。だから鶯丸に代替わりのことは言えなかった。他の刀剣男士に関わることが多い鶯丸に言えば、彼が悪くなくとも情報が漏洩してしまう可能性は否定できませんから。

 

今回の映画では、審神者は(おそらく)最も練度が高く信頼している刀である三日月を戦場へ送り出します。しかしそれは鶯丸があの本丸にいたからこそできる事だったのではないかと。それを分かっていて、三日月は鶯丸に全ての事情を伝え、「あとを頼む」と言えたのでしょう。

実際に鶯丸は本丸と審神者を守り切っただけでなく、三日月の救出すらも指示し(他の刀剣の手によってですが)成功させています。

審神者の鶯丸への信頼は間違っていなかった。彼を本丸の留守番役として置いたことは正しかった。

そのことに気がついた時、私はマジで泣きました。

 

ラストの新しい審神者と遊ぶシーンでも2人の対比がよく表れていると思います。

三日月は前の主が忘れられないのか新しい主との遊びには加わらず、1人で縁側に座っています。

反対に鶯丸は審神者の周りにいる刀剣男士たちに加わって、めちゃくちゃいい笑顔で一緒に遊んでいました。(お前そんないい笑顔できたんか?って思ったのは私だけじゃないはず)

三日月が前の審神者にかなり特別な思いを持っているのに対し、鶯丸はかなりさっぱりと割り切っているのかなと思います。もちろん前の審神者のことは信頼していたでしょうが、それは数ある「主」のうちの1人に過ぎない、と。

今回は原作ではあまり見られない、慌てる鶯丸や声を荒らげる鶯丸が見れてとっても楽しかったのですが、そういう(大包平以外に)執着しない気質は原作寄りなのかな、と個人的には思いました。

 

あと映画の鶯丸は姿勢や所作が……!!本当に本当にかっこいいよくて死にました。なんで茶を啜ってるだけであんなにかっこいいんだ????

2回目見に行きます。

 

2回目鑑賞後感想

映画刀剣乱舞で1番ぐっと来たところ、刀剣男士全員が大広間に並んで「身命かけてお仕え申す」(うろ覚え)って頭を下げるシーンなんですけど、1番前に鶯丸が座って頭下げてて、それが本当に新鮮に感じて本当に死ぬかと思った

 

映画2回目見てきました 今回は鶯丸のやっぱりマイペースだな〜ってところが個人的に目に止まったのでメモ

1回目は「なんだこの鶯丸は……!めちゃくちゃしっかりしている、それでいて解釈一致……すごい」というアホみたいな感想しか浮かばなかったんですが…… 今回はいい意味で慣れたのか、いつもの鶯丸っぽいところを見つけて嬉しくなったので覚え書きです。

・一回目の出陣の後、和室で皆でお茶飲んでるシーン 一応和やかな雰囲気ではあるけど、あの時点では三日月と周りが少しぎくしゃくしてしまっているわけだし、雰囲気としては軍議に近い場だったのかなと思う。実際鶯丸以外は(確か)お茶にすら手をつけてない。 そんな中めっちゃカステラ食べるしお茶飲むな!? 絶えず口と手が動いてる……でもそれでいて所作がめっちゃ綺麗……。カステラ小分けにして食べるんだね〜😭ちゃんと味わって食べてるんだね〜という感じがして非常に良かった。

・2回目の出陣後、三日月以外の5人が本丸に帰ってきたシーン 帰ってきたばかりの5人に対してただ「(審神者の代替わりが)始まったんだ」「とうとう(審神者の代替わりが)始まってしまった」しか言わずに、最終的に長谷部がちょっとキレてて笑ってしまった。()の中もちゃんと言ってあげてww いや、確かに本丸に敵が攻めてきている上に警備は手薄で予断を許さない、焦ってしまう状況なんだけど……。審神者の部屋に入ろうとする不動を止めようとするシーンでも思ったけど、この本丸の鶯丸は嘘が付けないのかもしれない……。嘘がつけない、というよりも咄嗟の時に上手く言葉が出てこないというか。三日月と同じく嘘よりも沈黙を選ぶタイプなのかな。 鶯丸の新しい一面を知ることが出来て満足です。